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認可保育園と認可外保育園の違いは?保育園選びの疑問を解決!保護者が知るべき違いとメリットとデメリット

国が定めた保育基準を満たしているのが「認可保育園」。そうではない場合は「認可外保育園」です。

保護者が直面する大きな決断の一つに、お子様を認可保育園に預けるべきか、それとも認可外保育園が適切なのかという問題があります。

保育園について調べていると“認可保育園と認可外保育園はどう違うの?”、”どんなものがあるの?”といった疑問がたくさん浮かびますよね。

この記事では、認可保育園と認可外保育園の特徴や金額、知るべき違いと選択のポイントなどをお伝えします。

認可保育園と認可外保育園の基本的な違い

保育園には大きくわけると「認可保育園」「認可外保育園」があります。

保育園が“認可”されるためには、その保育園が児童福祉法の「保育所査定基準」を満たしていなければなりません。

以下のような保育所査定基準をクリアして、認可保育園として認可を受けられます。

・保育士の人数

・保育所を設置することを周辺住民に十分説明がされている

・既存建物の場合、耐震性に問題がないこと

・非常災害に対する設備の設置、定期的な訓練の実施

・保育士が有資格者であるか

・各保育室が規定面積を満たしているか

・保育室とは別に遊戯室が設置されているか

・園庭の設置

・2歳児以上のトイレの数

・給食が自施設調理であるか

・手洗い場・保育備品の収納するスペースが確保されていること

・室内に幼児用の手洗い場があること

・嘱託医がいるか

など

上記で紹介したのは基準の一部で、都道府県で独自の基準を設けている場合もあります。

保育士の人数、保育室の面積などは子供たちの安全面でも非常に重要です。認可保育所は、子供たちが安全かつ安心して保育を受けるために細かい基準をすべて満たしているため、一定の質がある保育を受けられるでしょう。

一方で、認可外保育園は基準を満たしていません。「じゃあ基準を満たしてから違法なの?」と思うかもしれませんが、認可外保育園は違法な保育園でありません。

認可外保育園でも人数によっては申請が必要だったり、都道府県による立ち入り調査もあったりします。

24時間の保育園や駅前の保育園、企業の保育園など、認可保育園とは異なるニーズに対応できるのが認可外保育園の特徴です。

費用面の違い

認可保育園の最大の特徴は、国や自治体からの補助を受けて運営されている点です。

認可保育園の場合は、以下の条件から保育料が異なります。

①自治体

②所得

③子供の人数と年齢

④保育時間

上記の要素から保育料が決定します。自治体からの補助金が違うため市町村で保育料が異なり、さらに同じ保育園の子供でも親の年収、預ける時間、子供の年齢によって保育料が変わってきます。

これにより、保育料は所得に応じて決定され、低所得の家庭では非常に低額、場合によっては無料で利用できることもあります。

しかし、所得が高い家庭ではその分保育料も高くなりますが、全体的に見れば認可外保育園に比べて安価に設定されていることが多いです。

また、第二子以降はさらに割引が適用される場合もあり、多子家庭にとっては大きなメリットとなります。

一方、認可外保育園は国や自治体の補助を受けずに運営されているため、保育料が高額になる傾向にあります。

しかし、その分、保育時間の柔軟性や独自の教育プログラムを提供している施設も多く、保護者のニーズに応じたサービスを受けられる可能性があります。特に、夜間や休日も対応している保育園は、シフト制で働く保護者や単身親家庭にとっては大きな支えとなり得ます。

価格帯は月額5万~。インターナショナル保育園や、知育に力を入れているところだと月額10万以上することも。

保育園のHPや資料などに保育料が書かれているので、あらかじめ確認しておきましょう。

保育園の料金に関してはこちらでまとめていますので是非読んでみてください。

認可外保育園の料金に関してはこちらでまとめていますので是非読んでみてください。

入所難易度の違い

認可保育園は、入所希望者が多く、特に都市部では待機児童問題が深刻です。認可外保育園は入所しやすい場合が多いですが、施設によっては人気が高く、競争が激しいこともあります。

認可保育園は国や自治体の定める基準を満たし、一定の質が保証されていますが、その分、入所するための競争が非常に激しいのが現状です。特に都市部では、待機児童問題が深刻で、多くの保護者が希望する園に入れないという事態が発生しています。認可保育園への入所を希望する場合、申込みから実際に入所できるまでに長い時間がかかることも珍しくありません。

一方、認可外保育園は国や自治体の基準を満たしていないため、補助金が出ないなどのデメリットがありますが、入所のハードルは比較的低いと言えます。認可外保育園は、独自の教育方針や保育プログラムを設けており、保護者のニーズに応じた柔軟な選択が可能です。そのため、急な転勤や引っ越しで保育園を探さなければならなくなった場合でも、比較的スムーズに入所できるケースが多いです。

しかし、認可外保育園の中には、保育料が高額であったり、保育の質にばらつきがあったりする場合もあります。そのため、保育園を選ぶ際には、事前に園の方針や保育内容、保育料などをしっかりと確認し、自分の子どもにとって最適な環境を選ぶことが重要です。

保護者の皆さんが直面する「入所難易度」の問題に対して、最も大切なのは、早めの情報収集と準備です。希望する保育園の申込み期間や必要書類、入所の条件などを事前に調べ、計画的に行動することが、希望する保育園に入所するための鍵となります。

保育時間と柔軟性の違い

認可保育園は、国や自治体の定める基準に沿って運営されているため、保育時間の延長や短縮には限界があります。

一方で、認可外保育園は、保護者の要望に応じて保育時間を調整しやすい傾向にあります。例えば、急な残業や出張が発生した場合でも、柔軟に対応してくれる可能性が高いです。

保育園の運営時間に関してはこちらでまとめていますので是非読んでみてください。

安全性と保育の質の違い

認可保育園は、国や自治体の定める基準に基づいた厳しい管理のもとで運営されているため、安全性や保育の質が保証されています。

認可外保育園でも優れた施設は多いですが、施設によっては安全性や保育の質にばらつきがあることを理解しておく必要があります。

認可保育園の安全性と保育の質

認可保育園は、国や自治体の定める厳しい基準を満たして運営されています。

これには、施設の設備や保育士の人数、保育士一人あたりの担当する子どもの数などが含まれます。また、保育士の資格を持った専門のスタッフによる保育が行われ、定期的な研修を受けているため、保育の質も高いと言えます。

認可保育園では、安全性を最優先に考え、火災や地震などの非常時に備えた訓練も定期的に行われています。これらの厳しい基準と定期的なチェックにより、保護者は安心して子どもを預けることができます。

認可外保育園の安全性と保育の質

一方、認可外保育園は国や自治体の定める基準を満たしていないため、施設や保育士の質にばらつきがあります。

しかし、それは認可外保育園が安全でないというわけではありません。多くの認可外保育園は、独自の基準を設け、子どもたちの安全と保育の質向上に努めています。

認可外保育園の中には、特定の教育方針を持ち、英語教育や自然体験活動など、特色あるプログラムを提供しているところもあります。また、保護者のニーズに応じた柔軟な保育時間を設けている場合も多く、保護者の働き方に合わせやすいというメリットがあります。

認可保育園と認可外保育園のメリットとデメリット

大まかにメリットとデメリットを説明すると、認可保育園は国が定めた基準をクリアしているため、「安全性が高い」ことと、「保育料が安い」といったメリットがあります。

反面、就労時間や状況、保育の必要性などが審査されるため入所が難しく、激戦区では希望者が多いので入所が難しい場合があるなどのデメリットがあります。

認可外保育園でも安全面に配慮されていたり、人員がたくさん配置されていたりする園ももちろんあります。英語、音楽といった教育が充実していたり、保育時間が長かったりと認可外保育園ならではの強みを生かしているところも!

認可外保育園は、一般企業のようにさまざまな施設があり、玉石混交な特徴があります。

認可保育園のメリットとデメリット

・基準を満たしているため一定の安全性が保たれている

・国や自治体からの補助があり、安定した運営が保たれている

・認可外保育園より保育料が安い

・勤務状況、介護や出産、病気など“保育に欠ける”状況か審査があるため入所が難しいケースも

・人気があるため激戦区では入所が困難

認可外保育園のメリットとデメリット

・居住地や勤務状況、家庭教育で選考されないため、入所しやすい

・保育時間が長かったり休日や夜間も保育してくれたりするところもある

・保育指針に規定がないため英語教育、体操、リトミックなど独自に教育に力をいれている場合もある

・保育士の人数が少なかったり保育室がせまかったりするケースも

・保育料無償の対象となるが上限が決まっている(自治体によっては除外されるケースもある)

保護者が直面する悩みへの対処法

保護者が最も悩む点は、経済的負担と入所の難易度、そして子どもにとって最適な保育環境を選ぶことです。これらのペインポイントに対処するためには、まず地域の保育園情報を集め、認可・認可外それぞれの保育園を訪問し、実際に保育の様子を見ることが重要です。また、保育園選びにおいては、費用だけでなく、保育の質や子どもの幸せを最優先に考えることが大切です。

保護者が直面する悩みへの対処法は、保育園選びのプロセスにおいて非常に重要な部分を占めます。多くの保護者は、自分の子どもに最適な保育園を見つけることに大きなプレッシャーを感じています。ここでは、保護者がよく直面する悩みと、それらに対処するための具体的な方法をご紹介します。

情報収集の難しさ

保育園選びの最初のステップは、適切な情報を集めることから始まります。しかし、情報があふれている現代社会において、どの情報が信頼できるのかを見極めることは容易ではありません。

この悩みに対処するためには、公的機関や信頼できる保育関連のウェブサイトから情報を得ることが重要です!また、実際に保育園を訪問し、園長や保育士と話をすることで、生の情報を得ることも大切です。

費用の負担

認可保育園と認可外保育園では、費用面に大きな違いがあります。特に認可外保育園は費用が高くなりがちですが、その分、独自の教育プログラムや柔軟な保育時間を提供している場合が多いです。

費用の負担を軽減するためには、自治体が提供する補助金や助成金の情報を確認し、申請することが重要です。また、家計の見直しを行い、無駄な出費を削減することも一つの方法です。

入所の難易度

認可保育園に入所するためには、多くの場合、競争が伴います。特に人気のある保育園では、待機児童が多く、希望通りに入所できないことも少なくありません。

この悩みに対処するためには、複数の保育園に申し込むこと、認可外保育園も視野に入れること、そして何よりも早めに行動を起こすことが重要です。

保育の質への不安

保育園に子どもを預ける際、多くの保護者が保育の質に不安を感じます。特に認可外保育園では、保育の質が一定ではないことがあります。

この悩みに対処するためには、保育園のカリキュラムや保育士の資格、園の方針などを事前に確認し、自分の子どもに合った保育園を選ぶことが大切です。また、他の保護者の口コミや評判も参考にすると良いでしょう。

まとめ

国の基準をクリアしている保育所を「認可保育園」、基準を満たしていない保育所が「認可外保育園」に分類されます。

基本的に国や自治体からの補助がある認可保育園のほうが保育料が安い場合が多いですが、人気が高く激戦区では入所が難しいケースがあります。

認可外保育園は、働いていなくても預けられたり、保育時間が長かったりと、認可保育園にはない魅力があることも。

事前に園の特色や、自治体が定める保育料を調べ、納得できる保育園をみつけていきましょう。

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