今から数年前に、保育園へ入れない待機児童の問題がニュースやネットで盛んに報道され話題になりました。
それから年月が経ち「そういえば待機児童の問題は今はどうなってるの?」と、これから保活を始める保護者が不安に思うケースがあるかもしれません。
まずは、現在の日本における待機児童の現状を確認して、そこから保活(保育園探し)をスタートしてみてはいかがでしょうか。
本記事では、現状の足立区の待機児童数の確認と対策、および保育園選びの基準や諸々に関する手順をまとめています。
待機児童とエリアの保育園と最新空き状況は?
2023年4月時点の待機児童数は0人を記録しました。
これは平成27年から推移して、平成29年からを境にして待機児童問題はほぼ解消していると見ることができます。
出典:足立区|令和5年4月1日の保育園等利用待機児童数について
【参考資料】足立区|待機児童解消アクション・プラン
上記の足立区が公開している資料では、ここ数年の待機児童数の推移や、待機児童問題を解消するための各自における取り組みを詳しくまとめています。
したがって、現在の足立区では目に見える待機児童はほぼいないと考えられ、今後の保活を行う点では安心材料になるといえるでしょう。
・足立区の園ごとの空き状況について(令和6年4月現在)
足立区|令和6年5月入所募集分|認可保育園・区立認定こども園募集人数
足立区の保育園の入園率は2022年時点で78%を推移しており、東京都の区の平均である80.1%より若干低い確率となっています。
【参考リンク】保活サポート
保育園の空きが出やすい時期と年齢は?
保育園の空きが出やすい時期は、やはり園児が一斉に進級する4月に当たります。
その他、追加募集が発生する5月あたりか、保護者の転勤が多い9月から10月にかけて、空き枠が発生する可能性が高くなります。
園児の年齢クラスでは、3歳児クラスでは4月以降に空きが出ることが多く、タイミングによっては年度の途中でも入園できるケースもあるようです。
希望に合う保育園を見つけよう!
保活の最大の目的は、保護者と子どもが望む第1希望の園に入ることです。
そのためには、まずは自身の希望に沿った園を見つけることが第一目的であり、自宅から一定範囲の保育施設の情報収集から始まります。
【保活の基礎知識】保育園ってどんな種類があるの?
一口に保育施設といっても、運営形態や保育基準、規模の大きさによって様々な施設が存在します。
ここでは簡単にそれぞれの保育施設の定義をご説明します。
・認可保育園
事業規模、保育士の確保など国の定めた基準を満たした保育園。国の補助金が入り、保育料は世帯の年収や家庭状況で主に決まります。
・認定こども園
保育と教育を一元的に行う施設で、幼稚園としての側面もあります。
こども園の認定基準を満たすことによって都道府県から認定を受けられます。
・認証保育園
東京都が独自に定めた保育園の基準を満たし、東京都の認証を得た保育園です。
区分としては認可外保育施設になり、施設へ直接の申し込みが必要です。
・小規模保育施設
「子ども・子育て支援法」による認可保育園の一つで、少人数の園児を対象にし、地域の保育ニーズにきめ細かく対応できるように管理・運営されています。
・企業主導型保育施設
国の政策である「企業主導型保育事業」として、企業が自社の従業員を対象にして、事業所内などに保育園を設置しています。企業以外の周辺地域の子どもの受け入れも可能です。
・認可外保育施設
認可保育園とは逆に国の基準を満たしていない保育施設の総称で、料金形態も自由に設定でき、保育の柔軟な対応やサービスが特徴です。
施設の個性を重視した保育方針など一定のニーズがあります。
・一時保育
保護者が一時的に子どもの面倒を見れない場合に、保育園や施設などで1日・時間単位で子どもを預かってもらえる施設です。
このように沢山の保育施設があるため混乱するかもしれませんが、未就学児の子どもを安心して預けられる公共・民間施設であるのは共通です。
一例として、認可保育園と認可外保育園の違いをまとめている記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
保育園ってどうやって決めればいいの?
現在は保護者のライフスタイルに合った様々な保育園が選べますが、反面選択肢が多く、どこが一番いいのかわからない!と、新たな悩みも発生しているようです。
家庭の状況と園に求める優先順位をつけながら、ベストな選択肢を見つけていくのがよいでしょう。
【保育園を構成する要素】
- 基本保育料・延長保育料金・給食費など
- 保育・教育方針
- カリキュラム(月間行事・年間スケジュール)
- 園へのアクセス
- 施設の環境・設備
- 実際の口コミ
保育園の選び方に関してはこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください。
【関連記事】保育園はどう選ぶ?|保育園の選び方は?基本から料金体系まで徹底解説
見学・説明会に参加して園の雰囲気を掴もう!
足立区の保育園の見学は1年を通して受け付けている施設が多く、まずは事前に電話で予約をしてから、園へ見学に行ってみましょう。
実際に見学することによって、園の雰囲気を掴んだり保育士さんの子どもへ接する様子を見ることができます。
保育園選びには園の雰囲気に対してのフィーリングも大事な要素ですので、候補に挙げる園には事前に必ず見学に伺いましょう。
保育園の見学の仕方、チェックポイントに関しては下記の記事にて詳しく解説しているので、ご覧ください。
足立区への申込み手続きについて
保育園の見学がある程度終わる頃には、いよいよ秋頃にかけて各自治体への申し込みスタートが始まります。
【保育園申し込みの手続き内容】
- 申し込み時期とスケジュール
- 必要書類
- 入園選考の仕組み
- 点数制度の解説
足立区の保育園の申し込み手続き・点数制度の詳しい解説は、以下の記事にまとめていますので、ご覧ください。
足立区の保育施設申し込み情報に関しては、こちらで詳しく案内しています。
【参考】足立区|保育施設利用申込案内
足立区の人気の保育園は?口コミ情報の収集方法
足立区で評判の良い保育園について、気になる保護者もいるかもしれません。
どのような方法で人気の園を調べたらいいのか、この項ではいくつかのコツを紹介します。
足立区に限らず評判の良い園の特徴として、以下の項目が挙げられます。
- 園の雰囲気が明るい
- 保育方針がしっかりしている
- 延長保育・一時預かりに対応
- 交通の便が良い
信頼できる口コミ情報収集の方法を知りたい!という方には、
- ママ友同士のネットワーク
- 保活の口コミ専用サイトの利用
- SNSの活用(X・インスタグラムほか)
- Googleマップのレビュー
これらの方法を活用してみるのをおすすめします。
実際の口コミは重要な情報源になりますし、それらの信頼度は侮れません。
口コミは保活において大事な要素になりますので、上記の情報源をうまく活用していきましょう。
足立区の保活に役立つ情報とリンク集
足立区の保活の情報収集に以下のリンクをお役立てください。
・足立区保育課: 子ども家庭部
・足立区子育て支援情報:足立区|育児を応援します
・保育園情報サイト:保活サポート 保活サイト「えんさがそっ♪」
まとめ:積極的に情報収集をして足立区の保活を成功させよう
足立区は、現在待機児童問題はほぼ解消しており、今後の情報収集と準備をしっかりすることで、希望に沿った保育園を見つけることが可能です。
積極的に行動して、早めに不安は解消しながら、安心して保活を進めていきましょう。
あなたにとお子様にとって最適でピッタリの保育園を見つけてくださいね。
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